天皇皇后両陛下は、即位後初めての国際親善訪問としての1週間のインドネシア滞在を終え、23日に帰国されます。笛吹記者のリポートです。

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コロナ禍で長く人々との交流が難しかった令和の皇室。ここインドネシアで、両陛下の即位後初めての親善訪問は、笑顔にあふれたものになりました。

21年ぶりの親善訪問となった皇后さまは、体調には依然波があることから、行事への出席は慎重に準備されてきましたが、天皇陛下とは別れた単独の行事でも、大統領夫人らと自然体で交流されました。インドネシア特産品の更紗「バティック」の生地をご覧になった際には、「つけていただけるんですか？」ときさくに言葉を交わし、バティックを羽織ると笑顔を見せられました。カメラの前でのこのような姿は初めて見るものでした。

皇后さまご自身の判断で、急きょ大学や高校へも同行されて、積極的に言葉を交わし、今後のご活動の広がりを感じさせるご訪問となりました。皇后さまは若い人たちの夢を聞きつつ、どう実現するかをはげまし、その背中を押されているように見えました。

両陛下はお二人で訪問できたことに喜び、お二人ならではのやり方を見いだされたように感じました。

宮内庁幹部は、「非常に充実感を感じておられるようだ」と話していましたが、本格的に令和の両陛下のご活動が動き出したと感じられる1週間でした。