×

  • 日テレNEWS NNN
  • 社会
  • 「復興がどれほど険しい道のりなのか痛感」河出アナが見た福島 ≪中継≫

「復興がどれほど険しい道のりなのか痛感」河出アナが見た福島 ≪中継≫

2023年3月10日 6:40

東日本大震災からあす(11日)で12年となります。被災地となった福島県大熊町から河出奈都美アナウンサーが伝えます。

     ◇

私の後方に見えているのは福島第一原子力発電所です。手前には、中間貯蔵施設があり、原発事故で汚染され、その後、除染作業が終わったガレキや土などが、一時的に保管されています。

東の空はうっすらと明るくなり、まもなく夜が明けようとするいま、東日本大震災から12年という長い年月が経とうとしています。

福島第一原発のある大熊町では、原発事故のあと全町民避難となりましたが、現在はおよそ5割の場所で避難指示が解除されています。

震災前、町内には1万人以上の居住者がいましたが、現在は426人と、いまだにほとんどの人たちが戻ってきていません。

今回、私は「楢葉遠隔技術開発センター」という施設で、廃炉作業のいまを取材して、原発事故からの復興がどれほど険しい道のりなのかを痛感しました。30年以上かかるとされる廃炉作業。そしてそれが終わったとしても、街がにぎわいを取り戻す日まで、福島の復興への道のりは続いていくのかも知れません。

その一方で、東日本大震災以降、全国各地にある原発の多くで再稼働の動きが高まっています。そしてそれぞれの課題が議論されています。震災や事故の記憶を風化させず、教訓を後生へ語り継いでいくためにも、まずはこの問題に関心を持ち続けること、それが私たちに求められていると感じます。