解体予定の高層マンションで救助訓練 首都直下地震など想定 警視庁
首都直下地震などで室内に取り残された人がいる想定で、警視庁が解体予定の高層マンションで救助訓練を行いました。
27日、高層マンションが立ち並ぶ東京・中央区の湾岸エリアで、解体予定の15階建ての高層マンションを使って、警視庁月島警察署の署員など、およそ20人が参加して救助訓練を行いました。
訓練では、災害救助のスペシャリストである警視庁災害対策課の特別救助隊員を中心に、エンジンカッターを使って玄関ドアや窓の格子を壊したり、室内に取り残された人を救出したりしました。
警視庁は「首都直下地震の際に、高層マンションではエレベーターが止まることが予想されるので、そのような状況で一刻でも早く救助できるように訓練を重ねていきたい」としています。