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大雪に警戒 最大の特徴は「広範囲」「長期間」 “立ち往生”リスクは

2022年12月23日 1:36
大雪に警戒 最大の特徴は「広範囲」「長期間」 “立ち往生”リスクは

22日夜から週明けにかけ、今シーズン一番の寒気が直撃し、日本海側の広い範囲で“警報級の大雪”が降る恐れがあります。大雪への警戒が求められる中、皆さんの「命を守る情報」をお伝えします。

■大雪 最大の特徴は「広範囲」「長期間」

有働由美子キャスター
「この先の雪がどれだけ危険なのか、皆さんの『命を守る情報』を伝えます」

村上なつみ気象予報士/防災士
「今回の大雪の最大の特徴は、『広い範囲』で『長い期間』降るということです。23日午前7時時点で、四国や九州などあまり雪に慣れていない地域も含めて、広い範囲で雪となりそうです。その先も広い範囲で雪は降り続き、クリスマス翌日の26日あたりまでの4日間続く予想です。とにかく『長い期間』大雪が続くため、警戒が必要です」

「25日までに降る雪の量については、日本海側や北海道北部を中心に50センチ以上となる予想です。特に中国地方、四国の一部などあまり雪に慣れていない地域でも大雪が予想されています」

■“立ち往生”リスクが高い地域・時間帯は…

有働キャスター
「そうなると心配になるのが、先日もあった車の立ち往生ですよね」

村上予報士/防災士
「日本気象協会の情報を基に、23日から25日午前6時までの全国各地の『立ち往生などのリスク』を伝えます。23日は、東海は終日、『リスク高い』、北海道と近畿は一部の時間帯を除き『リスクが非常に高い』となっています。それ以外の地域は全ての時間帯で『リスクが非常に高い』となっています。24日以降も『リスク高い』、『リスクが非常に高い』とされる地域・時間帯が多くを占めています」

有働キャスター
「『リスク高い』、『リスクが非常に高い』とされている地域・時間帯がほとんどで、中国地方・九州まで非常にリスクが高いのですね」

村上予報士/防災士
「日本気象協会によると、『リスク高い』以上の評価で『不要不急の外出を控える』、『リスクが非常に高い』になると『命の危険が迫る恐れがある』ということです」

■マフラー周りは小まめに除雪を… 車内での一酸化炭素中毒を防ぐには

有働キャスター
「新潟県では、車の中で暖を取った20代の女性が亡くなるというケースもありましたよね」

村上予報士/防災士
「気をつけてほしいのが、一酸化炭素中毒です。車のマフラーが雪でふさがれてしまうと、排ガスが車内に充満してしまい、JAFによると、15分程度で頭痛とめまい、3時間ほどで死に至る可能性があるといいます」

「そうならないために、車の中に『除雪用スコップ』を置いて、マフラーの周りを小まめに除雪すること。そして寝る時は、必ずエンジンを切って『仮眠程度』にすること。防寒着や毛布などで寒さをしのぎましょう。食料などを積んでおくことも大切です」

■今、本当に車を出す必要がある?

有働キャスター
「ビジネスでもレジャーでも、本当に車を出す必要があるのか、改めて考える必要がありますね、廣瀬さん」

廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー)
「クリスマスの連休ですし、キャンセル料もかかるし、なんとか行きたいと思う人も多いのかなと思います。一方で、命に関わるリスクもあるので、車で本当に行く必要があるのか…とか『プランB』を考えて、今できる範囲で楽しもうと切り替えることも大事ではないでしょうか」

    ◇

有働キャスター
「改めて、22日からクリスマスの間で出掛ける予定がある人は、最新の情報を確認して、もし危険を感じた場合は、予定の変更も検討してほしいと思います」

(12月22日放送『news zero』より)

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