高円宮妃久子さま、シベリアで取り残されたポーランド孤児ら救出100年記念式典に出席
高円宮妃久子さまは、第一次大戦後、シベリアで取り残されたポーランドの孤児たちを日本が救出してから100年を記念した式典に出席されました。
第一次世界大戦後の混乱の中でシベリアに取り残され家族を失ったポーランドの孤児たちは、日本赤十字社などの支援により救出され、1920年から22年にかけ、765人が来日し、一時療養した後、帰国しました。
31日、その子や孫ら38人を招き、来日100年を記念する式典が、子どもたちが滞在していた児童養護施設などを運営する「福田会」で行われ、久子さまがあいさつされました。
高円宮妃久子さま「今世界では多数の争いが生じ尊い命が犠牲となっていることに心が痛みます。ぜひ日本とポーランドのような友好の輪が広がり、一刻も早く平和な世の中となりますことを祈っております」
その後、当時の写真を陶板に焼き付けたレリーフの完成除幕式が行われ、久子さまは記念撮影に応じられていました。