小林製薬会長と社長が辞任へ 「紅麹」めぐる健康被害で引責
小林製薬の「紅麹」をめぐる健康被害の問題で、責任をとって、会長と社長が辞任することがわかりました。
小林製薬の紅麹を含むサプリメントをめぐっては、死亡に関する相談が279件寄せられ、このうち摂取との関連を調査している事例が101件に上っています。
会社側は、外部の弁護士3人による「事実検証委員会」を設置し、調査を進めていますが、関係者によりますと、一連の問題の責任をとって、小林一雅会長と小林章浩社長が辞任する意向を固めたということです。
社長の後任には山根聡専務が昇格するということで、23日開かれた臨時の取締役会で承認されたとみられます。
小林製薬は、これまで6代にわたり小林家が社長を務めていて、山根専務が就任すると、創業家以外で初の社長となります。