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【天気】梅雨前線が復活 寒冷渦が日本海へ 大気の状態は非常に不安定 広く大雨に警戒

2022年7月14日 18:11
【天気】梅雨前線が復活 寒冷渦が日本海へ 大気の状態は非常に不安定 広く大雨に警戒

【あす15日(金)全国の天気】
●ポイント
・まるで梅雨末期のような状態
・梅雨前線が復活
・寒冷渦が日本海へ
・大気の状態は非常に不安定
・広く大雨に警戒

あす15日(金)のポイントは大きく二つあります。

まず一つ目は本州付近で梅雨前線が復活すること。東北北部では、まだ梅雨が明けていないため、顕在化する前線はまさに梅雨前線と呼ぶにふさわしいものです。

この梅雨前線に向かって、西から非常に湿った空気が流れこむため、まるで梅雨末期の大雨期のような状態となるでしょう。

さらに二つ目は朝鮮半島の北から強い寒気が南下してくること。これは寒冷渦と呼ばれる寒気の渦巻きで、この南東側(つまり日本付近)では、非常に雷雲が発生しやすくなります。

これら梅雨前線や寒冷渦の影響で、西日本から北日本にかけて、いつどこで大雨が降ってもおかしくない危険な状態となりそうです。

雨の傾向としては、九州及び関東から東北では、長時間、雨が降りやすく、所々で激しく降るでしょう。

その他の西日本や東日本では、晴れていても急な激しい雷雨に見舞われるようなイメージです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫などに、十分警戒が必要です。

なお、九州では、あす15日(金)夕方以降、あさって16日(土)朝にかけて、活発な雨雲がライン状に連なるように、次々と発生するおそれがあり、熊本県と鹿児島県では、あす15日(金)午後6時からあさって16日(土)午後6時までの24時間に、多い所で200ミリ~300ミリの予想雨量となっています。

今後も最新の情報にご注意下さい。

あす15日(金)の最高気温は、岡山、広島、高松などの34℃が最高で、猛暑日の所はほとんどない予想です。

ただ大分県、奄美地方(鹿児島県)、沖縄県には熱中症警戒アラートが発表されていますので、熱中症に厳重な警戒が必要です。

あす15日(金)午後6時までの24時間雨量、多い所で、
九州南部 120ミリ
九州北部、中国、東海、関東甲信、東北 100ミリ
近畿、北陸 80ミリ

あさって16日(土)午後6時までの24時間雨量、多い所で、
九州 200ミリ~300ミリ
東海、東北、北海道 100ミリ~150ミリ
中国、近畿、北陸、関東甲信 50ミリ~100ミリ

あす15日(金)の予想最低気温()内は前日差と季節感
札幌   20℃(-1℃ 真夏)
青森   19℃(-1℃ 平年並み)
仙台   21℃(+1℃ 真夏)
新潟   23℃(-2℃ 真夏)
東京都心 23℃(±0℃ 真夏)
名古屋  23℃(-1℃ 7月上旬)
大阪   24℃(-1℃ 7月上旬)
広島   26℃(+2℃ 熱帯夜)
高知   24℃(-1℃ 平年並み)
福岡   27℃(-1℃ 熱帯夜)

あす15日(金)の予想最高気温()内は前日差と季節感
札幌   26℃(±0℃ 真夏)
青森   27℃(-1℃ 真夏)
仙台   24℃(±0℃ 6月下旬)
新潟   29℃(-2℃ 平年並み)
東京都心 27℃(±0℃ 6月下旬)
名古屋  32℃(+3℃ 真夏)
大阪   32℃(+3℃ 平年並み)
広島   34℃(+6℃ 真夏)
高知   31℃(+2℃ 平年並み)
福岡   33℃(-1℃ 真夏)