【速報】二転三転…保育所側に返還求める可能性も 葛飾区補助金過払い問題
東京・葛飾区が保育所に補助金を誤って5億円あまり多く支給していた問題で、区は23日、返還を求めないと表明した区長の発言を覆し、返還を求める可能性も含め調査すると表明しました。
この問題は、葛飾区が区内の私立認可保育所に4年間にわたって補助金を多く支給していたものです。
23日に開かれた葛飾区議会の委員会では、4年間で72の保育所に対しおよそ5億1181万円の補助金の過払いがあったことが報告されました。
また23日の委員会で過払い金について区は、「内容をあらためて精査した上で最終判断したい。 調査した上で方向性を定めていきたい」とし、調査結果次第では保育所に補助金の返還を求める可能性があるとの姿勢を示しました。
葛飾区は過払いが発覚した際に「保育所に返還を求めていく」としていましたが、その後、区長が一転して「過払い金は保育サービスの質の向上に活用されたので、返還を求めるのは酷」などとして、返還を求めない姿勢を示していました。
返還をめぐり、区の方針が二転三転していることから、区議などから批判の声が上がっています。