運航トラブル相次ぐJAL、再発防止策を国交省に提出
安全運航にかかわるトラブルが相次ぎ、国土交通省から厳重注意を受けた日本航空は11日、再発防止策を提出しました。
日本航空・鳥取三津子社長「安全を立て直して、グループ一丸となって安全をまた守り抜いていきたいというふうに思っております」
日本航空では、旅客機同士の接触や滑走路への誤進入、機長の過度な飲酒で欠航便が出るなどトラブルが相次いだため、国交省から先月、厳重注意を受けていました。
提出した再発防止策には、パイロットが滑走路の運用変更に関する理解不足があったことなどから、滑走路の進入に関するオンラインのテストを実施することなどが盛り込まれたほか、飲酒については当面の間、国内外にかかわらず、パイロットと客室乗務員に対して滞在先での禁酒を指示したということです。
鳥取社長は「リスクマネジメントが十分に機能していなかった。現場の悩みが我々まで伝わってこなかった」として、経営陣が現場の声を把握し、取り組むべき問題点を洗い出すことにしています。