高2男子自殺問題で再調査報告書 沖縄県第三者委
3年前、沖縄の県立高校2年の男子生徒が、部活顧問との関係を苦に自殺した問題で、県の第三者委員会は、顧問からの「理不尽かつ強烈な叱責」が自殺の「直接のきっかけ」と断定する再調査報告書を提出しました。
この問題は、2021年1月、県立コザ高校運動部主将の男子生徒が自殺したもので、沖縄県が設置した第三者委員会が、2年余りに及んだ再調査の結果を報告書にまとめ、22日、玉城知事に提出しました。
報告書は生徒が自殺の前日、部活顧問から、「キモい」「ウザい」などの暴言を含む、「理不尽かつ強烈な叱責」を受けたことが自殺の「直接のきっかけとなった大きな要因」だと結論づけました。
この問題を巡っては、県の教育委員会が設置した第三者チームが2021年3月、いったんは調査報告書を公表しましたが、遺族らから「調査が不十分だ」と指摘を受け、県があらためて第三者委員会を設置し再調査を進めていました。