拉致被害者家族会などが新方針「一括帰国なら北朝鮮への人道支援に反対せず」
北朝鮮による拉致被害者家族会などは26日、被害者の親世代が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するならば、北朝鮮に対する人道支援について反対しないとする新たな方針を打ち出しました。
拉致被害者家族会と支援団体は26日に会議を開き、被害者家族の高齢化が進む中、親世代が存命のうちに全ての拉致被害者の一括帰国が実現するならば、北朝鮮に対する人道支援に反対しないとする方針を新たに打ち出しました。
その上で、政府に北朝鮮に対して引き続き日朝首脳会談の実施を働きかけるよう求める方針を決めました。
横田早紀江さん(87)「生きていると信じて、絶対にあの子が帰ってくると、そういう喜びの日が必ずくると信じて」
さらに家族会などは、北朝鮮の金正恩総書記に対し「全拉致被害者の即時一括帰国を決断していただきたい」とのメッセージを発表しました。