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“首都決戦”から一夜、小池氏は早くも始動 2位・石丸氏“支持広げたワケ” 蓮舫氏は…

2024年7月8日 21:07
“首都決戦”から一夜、小池氏は早くも始動 2位・石丸氏“支持広げたワケ” 蓮舫氏は…
7日に行われた東京都知事選で現職の小池知事が3回目の当選を果たしました。知名度のある蓮舫氏が敗れ、2位につけたのは石丸伸二氏でした。この選挙結果、今後の政界にどのような影響をもたらすのでしょうか。

3回目の当選を果たした現職の小池氏は一夜明けた8日、拍手で職員に迎えられました。

東京都知事 小池百合子氏
「都民の皆さま方のお声、しっかりと受け止めてまいりたい」

291万票あまりを獲得し、現職の強みをみせつけた小池氏。午後からは都議会の各会派にあいさつ回りを行いました。

東京都知事 小池百合子氏
「ご支援ありがとうございました、お疲れさまでした」

都民ファーストの会や自民党の前では笑顔を見せました。

一方、蓮舫氏を支援していた立憲民主党からは…

立憲民主党
「向かう目的は同じですので、よろしくお願いいたします」

拍手や花束はありませんでした。

“七夕決戦”の翌日、小池氏は早くも3期目に向け動き出しました。

東京都知事 小池百合子氏
「東京をもっといい街にできる、私はそう確信しています」

そして、選挙戦で存在感を示したのが石丸伸二氏です。

安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「結果においては都民の総意があらわれた。それだけです。私から何も申し上げることはありません」

165万を超える票を集め、2位につけました。

──出口調査の結果で会場から拍手が起きたが、ご自身としての手応えは?

安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「手応え? 何について? 拍手?」

──出口調査の結果で今の段階で2番手につけていることについて

安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「先ほど申し上げた通りです。都民の総意があらわれた、それだけです」

完全無所属の石丸氏。なぜここまで支持を広げることができたのでしょうか。魅力について聞いてみると…

支持者
「既存の政治家にないオーラ・雰囲気、自分の芯を持っていると思う」

演説を聴いた人
「政治的なからみがないのがいいなって」

日本テレビと読売新聞が行った出口調査で年代別の投票先を表したグラフでは、10代・20代で4割以上、30代では3割以上の支持を集め、候補者の中で1位になりました。また、無党派層からの支持も3割以上得てトップという結果でした。

街頭では「写真、動画、どんどん撮ってください。SNS拡散お願いします」と呼びかけた石丸氏。選挙戦では抜群のネット人気を最大限に活用。若年層の支持を獲得しました。

こうしたネット戦略について石丸氏は…

安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「変わったことをやってやろうというつもりはありませんでした。すごく自然体です。むしろ、今までなんでやらないんだろうなという感想」

“ネットの評価は票につながらない”、こうした通説を覆した石丸氏。しかし、それでも都知事の椅子には届きませんでした。敗因について問われた石丸氏は、皮肉交じりにこう述べました。

──小池氏に及ばなかった要因は?

安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「マスメディアが当初全く扱わなかった。そういうところ」
「今、切られるのを覚悟で最初の1問目がそれできたんですよ。立派な覚悟じゃないですか、続いてどうぞ」

今後については、「しばらく政治をテーマに活動しようとしている」と述べました。

   ◇

一方、参議院議員を辞め、挑戦者として臨んだ蓮舫氏。

前参議院議員 蓮舫氏
「私の力不足、そこに尽きると思います。私の思いが届かなかったというのは、否定できないと思います」

若者支援などを掲げましたが、まさかの3位となりました。

盟友・辻元参議院議員から激励の言葉を贈られると感極まる場面もありました。

今後の政治活動についてはこう述べました。

前参議院議員 蓮舫氏
「まだ、現時点でこの選挙戦、自分の中では完全にピリオドを打ててる気持ちではないので、もう少し考えたいと思います」

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