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「メタバース婚活」アバターデートに記者が潜入!現実世界でカップル誕生、“中身で勝負”が最先端

2023年11月10日 12:22
「メタバース婚活」アバターデートに記者が潜入!現実世界でカップル誕生、“中身で勝負”が最先端

最先端の婚活スタイルとして注目を集める「メタバース婚活」。仮想空間でアバター同士で会話を楽しみ、外見や肩書きではなく“中身”で勝負する。最先端の婚活イベントが行われたメタバースに、中京テレビ「キャッチ!」の記者がアバターとなって潜入した。

舞台は仮想空間!“アバター”でコミュニケーションを楽しむ

三重県桑名市にて婚活イベント「メタバース婚活」が開催された。「メタバース婚活」とは、インターネット上の仮想空間で、自分の分身・アバターを通して、“新しい出会い”を探すスタイル。相手の声や話し方などで相性を診断し、本名や年齢など個人情報はカップル成立後に公開される。主催の「桑名市役所」SDGs推進課・黒田法雄課長は、「メタバースという突拍子もない道具を使いますが、多様な若者の考え方に寄り添うように、多様なチャンネルを市としても用意したい」と開催の経緯を語った。

イベントには男性11人、女性7人が参加。参加者からは「お話をたくさんしてくれる人と気が合うといいなと思ってます」、「真剣に出会いを探しているのでみなさんと色々なお話をしてマッチングできたらいいなと思います」など意欲的な声が多く寄せられた。イベントは男女ともに自己PRからスタート。仮想空間に設置されたテーブルに自分のアバターを移動させ、同じテーブルに居合わせた相手と声のみでコミュニケーションをとっていく。仮想空間内のディスプレイにて、「趣味や好きなこと」、「出会いに関しての前向きなコメント」など話す内容が表示されているので、話題に困ることなくトークを楽しむことができる。

会話タイムでは、各テーブルの周りを囲むように青いラインが登場。青いラインから内側は、その中にいる人にしかテーブル内の会話が聞こえない仕組みとなっている。そのため、周りの声や反応を気にせず、気軽に相手との会話を楽しむことができるのだ。会話タイム後は、いよいよマッチングタイムへ。マッチングシートに好きな人を記入し、相思相愛だった場合は“カップル誕生”となる。

7組のカップルが成立!アバターデートに密着

マッチングタイムでは、なんと7組のカップルが誕生!女性参加者は全員相手が見つかるという嬉しい結果に。想像以上の結果に、桑名区役所から仮想空間にて成り行きを見守っていた黒田課長らスタッフからも拍手が沸き起こった。

マッチングタイムで成立したカップルには、1週間後にメタバース上でデートできる権利が与えられる。そんなデートが実施されるメタバースに、中京テレビ「キャッチ!」の記者がアバターとなって潜入。今回特別にチェリーさんとハヤブサさんのアバターデートの様子を見守らせてもらった。森のようなメタバース空間で、1週間ぶりの会話を楽しむ二人。

デート終了後、2人にお互いの印象や感想を聞いてみた。チェリーさんは「楽しかったです!時間を気にせず話すことができ、気が付いたらデートの時間が終わっていた」とデート中の様子を振り返った。また、ハヤブサさんは「(チェリーさんが)喋っている感じからしてもアクティブな印象が伝わるので、そこがいいなと思った」と会話を重ねたことでより相手の魅力を知ることが出来たよう。

アバターデート後、2人はお互いの顔を見ないまま連絡先を交換。いよいよ、”現実世界”で会う約束をした。

「本気でお付き合いしたい」現実世界でも“カップル成立”

“現実世界”のデートに向けて、「(現実でお会いして)たくさん喋りたいという気持ちが強い。めちゃくちゃ楽しみです」と話していたハヤブサさん。

桑名市内で行われたリアルデート後、感想を聞くことができた。チェリーさんに対して、「イメージ通りの方だった。明るくて、朗らかな方だな思った」と想いを寄せるハヤブサさん。続けて、「何回かデートなどを重ねて、ご縁があれば、お付き合いや結婚に進むのかなとは思います」とチェリーさんとの今後について期待を滲ませた。

リアルデート後、実際にお付き合いがスタートしたカップルも!「一緒に1日を過ごしてみて、本気でお付き合いしていきたいと思った」と語るのは、男性参加者のシャークさん。女性参加者のりんごさんとアバターデートを経て、リアルデートではランチや映画鑑賞などを楽しんだそう。1日一緒にいても話題に困ることなく、お互いが自然体で過ごせた二人。デート後、“本気でお付き合いしたい”という想いをりんごさんに伝え、交際へと発展した。りんごさんとの将来について、「何でも笑って語り合える関係性を築いていきたい」と話すシャークさん。仮想空間から始まった“出会い”は、現実世界でしっかりと“結婚を見据えた関係”へと繋がっていた。

メタバース婚活について、ハヤブサさんは「あんまり外見が自信ないので、“中身”からスタートするスタイルが自分に合っていた。参加して面白かったと思う」と話す。メタバース婚活の他参加者からも、「見た目や肩書きだけでなく、中身をみてもらえる」、「自宅でリラックスした状態で参加できる」など、アバターならではの利点に魅力を感じる声も多く寄せられている。

メタバース婚活協会によると、カップル成立率約80%を誇る“メタバース婚活”。

今回の好結果を受け、桑名市では2024年2月3日にメタバース婚活第二弾の開催が予定されている。

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