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“クマの生態は未だ謎が多い”専門家が語るクマ対策の難しさとは?研究チームが生態調査

2023年11月3日 18:11
“クマの生態は未だ謎が多い”専門家が語るクマ対策の難しさとは?研究チームが生態調査

各地で相次ぐクマの被害。全国的には180人が人身被害に遭っており過去最多に。岐阜県でも5人がけがをする被害が出たため「クマ出没警戒情報」を発令し注意を呼びかけています。

今年はエサとなるどんぐりが不作のため、食べ物を求めて人里に現れているといわれていますが、何か効果的な対策はないのでしょうか。

東京農工大学大学院の小池伸介教授によると、クマの生態は未だ謎が多いといいます。

小池伸介教授:「クマっていうのは鹿とか猿と違って、直接観察することが非常に難しい動物。どうやって打開していくかっていう中で、動物にカメラをつける」

小池教授らの研究チームは、生態を調査するためクマ4頭の首にGPS装置とカメラを設置。クマ目線での撮影に成功しました。その調査の結果によりますと、個体によって食べ物の好みがあり、行動範囲もバラバラであることが判明。

今後、クマが近づきにくい環境を作り出すなど研究を進めていくということです。

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