被災した寺で2年ぶりに「犬の子まき」 石川・輪島市
お釈迦様の命日とされる、15日、能登半島地震で被災した石川県輪島市内のお寺で2年ぶりに「犬の子まき」が行われ、住民らが涅槃団子を拾い集めました。
輪島市の曹洞宗 聖光寺では地震で本堂が全壊しましたが、無事だった別の建物で釈迦の命日を偲ぶ法要「涅槃会」が2年ぶりに行われ、地元住民およそ50人に涅槃団子がまかれました。
涅槃団子は、お釈迦さまの死を十二支の動物が集まって悲しんだという故事にちなんで犬やヘビなどの形に作られ、犬の形が多いことから「犬の子」と呼ばれています。ことしは、犬、鳥、ヘビの3種類およそ800個が用意されました。
住民
「うれしいです」
「ヘビあった」
「これからいい年になって良いことがいっぱいありそうでうれしいです」
「犬の子」は無病息災や家内安全にご利益があるとされ、訪れた人たちは、復興を祈りながら拾い集めていました。