“天然痘ワクチンをサル痘に”専門部会了承 臨床試験では約85%の発症予防効果
厚生労働省の専門部会は、天然痘ワクチンとして製造・販売が承認されているKMバイオロジクスのワクチンを、サル痘に対しても使えるよう承認を一部変更することを了承しました。
厚生労働省の専門部会は、国内で初めて熊本のKMバイオロジクスが開発したワクチンについて、サル痘予防でも使用できるよう承認することを了承しました。
このワクチンは、天然痘のワクチンとしてすでに製造・販売が承認されていましたが、サル痘でも使えるよう一部承認を変更することが認められました。今後、手続きが進められ、早ければ来週前半にも正式承認される見通しです。
これまでの臨床試験では約85%の発症予防効果が確認されているということです。
これまで感染者と接触した人や治療にあたる医療従事者に対して特定臨床研究として接種できる枠組みがありましたが、今後、接種の対象者については審議会で議論されます。