政府 今月3日からの大雨災害「激甚災害」に指定見込み 国の補助引き上げへ
政府は、東北や北陸地方を中心に大きな被害が出た今月3日からの大雨災害について、「激甚災害」に指定する見込みになったと発表しました。これにより、復旧に必要な費用に対する国の補助が引き上げられることになります。
「激甚災害」の指定は、災害復旧にかかる費用が一定の基準を超えた場合に適用されるもので、復旧に必要な費用に対する国の補助率が10パーセント程度引き上げられます。
政府は23日、今月3日からの大雨災害を「激甚災害」に指定する見込みだと発表し、道路や河川、農地、学校などの復旧事業に補助を適用する方針です。対象となる地域は限定しないということです。
谷防災担当大臣は23日午前の会見で、「早期の復旧復興と被災者支援に全力を尽くしてまいりたい」と述べ、今後、閣議決定に向けて関係省庁と協議を進めていくとしています。