東京メトロと都営地下鉄でも“車軸データ”改ざん 東京メトロは2両使用中止に
東京メトロや都営地下鉄で、車輪を組み立てる際のデータの改ざんが相次いで見つかりました。
東京メトロによりますと、グループ会社の「メトロ車両」で、列車の車輪と軸を組み立てる際に、基準以上の圧力をかけていたにもかかわらず基準値に収まる数値に書き換えていたということです。
不正が判明したのは、日比谷線を除く銀座線・丸ノ内線などの155両で、うち153両は安全が確認できましたが、残る2両については基準を大きく上回る圧力がかかっていて使用を中止しています。
JR貨物のデータ改ざんを受け、国交省が全国の鉄道事業者に緊急点検を指示していて、その過程で発覚したということです。
一方、都営地下鉄でも、およそ4分の1の編成で同様のデータ差し替えが行われていたことがわかったということです。