若者を暴力団から守るために埼玉県警が制作したアニメが、県の広報コンクールで最優秀賞を受賞し、「全国広報コンクール」に出品されることが決まりました。

5日、埼玉県の大野元裕知事から、ウェブ広報企画部門の最優秀賞として表彰を受けたのは、埼玉県警・捜査4課が制作したアニメです。

この作品は、暴力団と関わるきっかけになる「闇バイト」をテーマにしたもので、漫画をアニメ化し、動画サイトで多方面に発信したことなどが評価されました。

作品は、地方自治体などの優れた広報活動を表彰する、ことし春に予定されている「全国広報コンクール」に出品されます。

「特殊詐欺や強盗事件が危機的な状況、こうした犯罪に若者が巻き込まれないように多くの人に見てもらいたい」

捜査4課は、強盗などを題材にした第2弾の漫画やアニメの制作も行っていて、漫画の方は県内の学校などで、すでに配布されているということです。