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両親を殺害した罪に問われている少年(16)初公判「母から殺してと…」起訴内容を一部否認 神奈川・相模原市

2025年2月4日 19:16
両親を殺害した罪に問われている少年(16)初公判「母から殺してと…」起訴内容を一部否認 神奈川・相模原市

2024年2月、神奈川県相模原市のマンションで両親を殺害した罪などに問われている当時15歳の少年の裁判が始まり、少年は起訴内容を一部否認しました。

少年(当時15)は2024年2月、神奈川県相模原市のマンションで父親(当時52)と母親(当時50)を刃物で複数回刺し殺害した罪などに問われています。4日、横浜地裁で開かれた初公判で少年は、「母から殺してと言われたので母を殺害しました」と述べ、起訴内容を一部争う姿勢を示しました。

検察側は冒頭陳述で、少年は事件前、コンビニで万引きをしたことで父親から外出禁止を命じられて、交際相手に会いに行くのを阻止され父親殺害を決意した。また母親については、帰宅して通報しようとしたのを止めようと殺害を決行したなどと指摘しました。

一方、弁護側は「母親から『いっそ殺してくれ』と言われたため、殺害した」と述べ、「少年は小学2年生から父親からの身体的・心理的虐待やネグレクトを受けていた」などとして少年には刑事処分ではなく、更生する機会を与えるべきだと主張しました。

最終更新日:2025年2月4日 19:43