陸自ヘリ事故 隊員10人の捜索続く…潜水艦救難艦「ちはや」を派遣
沖縄県の宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、燃料のタンクとみられるものが回収されましたが、隊員10人の行方はわかっていません。
海上保安庁は9日午後、陸上自衛隊のヘリの一部とみられる漂流物を回収しました。防衛省関係者によりますと、機体の外につける追加の「燃料タンク」とみられるということです。
捜索が続いていますが、人影らしいものの目撃情報があった伊良部島の浅瀬でも10人の行方の手がかりは見つかっていません。
また、防衛省は新たに海底の捜索ができる潜水艦救難艦「ちはや」を派遣しました。深海の水圧に耐えて作業する「飽和潜水」ができるダイバーも乗っているということです。
自衛隊は、艦船などに加え、約370人態勢で陸上の捜索にあたるほか、海上保安庁は漂流物があった海域を中心に24時間態勢で捜索しています。