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【速報】宮内庁公式インスタ100万フォロワー超える 広報室幹部「大変嬉しい」

2024年4月21日 16:10
【速報】宮内庁公式インスタ100万フォロワー超える 広報室幹部「大変嬉しい」

宮内庁が今月1日から運用を始めた「インスタグラム」の公式アカウントのフォロワ―が、21日、100万人を超えました。宮内庁の広報室員10人が運営しているこの公式アカウントでは、手探りをしつつ、天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方の情報をできるだけタイムリーに発信することを心がけているといいます。広報室幹部は「たくさんの方にお届けできるといいなと思っていたので、大変嬉しい」と明かします。

■広報室設置1年の節目に「SNS」情報発信へ

宮内庁は今月1日に「インスタグラム」の公式アカウントを開設し、運用を始めました。宮内庁がSNSを使った情報発信を行うのは初めてで、天皇皇后両陛下のご活動に関する画像や動画を中心に投稿されています。

1年前の去年4月には、皇室の活動を積極的に発信するために広報室が新設されました。民間からの人材2人を登用した10人体制です。宮内庁ホームページの拡充やSNSを含めた情報発信について検討されてきましたが、その結果、若い層を含む幅広い層にアプローチをするためには、ホームページと併せてSNSを使って情報発信していくことになったということです。

■広報室幹部「大変嬉しい」

藤原麻衣子広報室長は、「インスタグラム」の運用開始について、両陛下のご活動への理解を深めることを目的にやっていることから、あえて数値目標は設定してこなかったと話します。しかし、初日の午後5時にはフォロワー数が20万人を超える反響で、開始から21日で100万フォロワーを達成したことについて、「結果としてたくさんの方に天皇皇后両陛下のご活動等をお届けでき、広報室としても大変嬉しく思っています」と明かしました。

また、天皇陛下や両陛下の行事の数時間後に写真が投稿されている日もあれば、石川県への被災地ご訪問のように数日後に投稿されている「時差」が生じる日もあることについては、「タイムリーに出したい」と強調し、「できる範囲の中で早くあげる(公開する)ように広報室において努力している」と語りました。

■初の相互フォローはオランダ王室 2か国目は?

開始から10日たった4月11日には、宮内庁の公式アカウントがオランダ王室をフォローし、初めての相互フォローとなりました。宮内庁によりますと、広報室の担当者がオランダ王室の公式アカウントからのフォローに気づいて、フォローバックしたといいます。

今後は、他国の王室からのフォローがあればフォローバックし、公的機関については、その都度検討を重ねて運用を進めていきたいということです。

■偽アカウントやなりすましも

宮内庁公式アカウントをめぐっては、不安要素も出てきています。今月17日、宮内庁は公式HP上で偽アカウントやなりすましアカウントに関して注意喚起を行う文を掲載しました。

内容は、「宮内庁が運用しているSNSアカウントは、Instagramの宮内庁公式アカウント(名前:宮内庁/Imperial Household Agency、ユーザーネーム:kunaicho_jp)以外に存在しておりません。宮内庁や天皇皇后両陛下を始めとする皇室の方々を装ったなりすましアカウントには、十分に注意し、必要に応じて宮内庁、SNS事業者等にご相談ください」というものです。

偽アカウントやなりすましアカウントはインスタグラムだけではなく、YouTubeやFacebook、Xなど複数のSNSで確認されているといいます。

宮内庁は「SNS全般でやっているのはインスタグラムだけ」とした上で、必要があればSNSの事業者や宮内庁に相談するよう呼びかけています。

■気になる他のSNSの導入は?

今後、宮内庁はXやYouTubeなど他のSNSも運用していくのでしょうか。他のSNSの公式アカウントの開設について、宮内庁は「インスタグラムでの反響を分析しながら、結果を踏まえて検討する」としていて、藤原広報室長は「現時点では何も決まっていないが、引き続き検討していきたい」と語りました。

SNSだけではなくHPを改修 「宮家」の広報拡充へ

広報室はSNSでの情報発信だけでなく、公式HPなど情報発信の全体の改革に取り組んでいます。

宮内庁がインスタグラムを始めた日と同じ、今月1日には、公式HPに「常陸宮家・三笠宮家・高円宮家のご日程」という、宮家のご活動の日程を紹介するページも新たに開設しました。また、「秋篠宮家のご活動」という秋篠宮家の紹介ページも、これまであった情報を整理し、見やすいようにページを更新したといいます。

宮内庁は、さらにHPの改修、リニューアルを進めていて、2024年度末までに、これまで行ってこなかったHPのスマートフォン対応やトップページのデザイン変更を行い、翌年にはコンテンツなどの中身の刷新を行っていく方針です。

宮内庁は「現在も可能な範囲から改革を行っており、今後についても進めていく」としています。

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