北陸電力送配電が、停電の原因となる“カラスの巣”の撤去作業を公開しました。作業が行われたのは、富山市にある高さ13メートルの電柱の上です。

カラスの巣はなぜ、停電の原因となるのでしょうか。

北陸電力送配電・保守課　中江祐基副課長
「（巣に）金属製のハンガーをカラスが結構持ってきまして、組み立てるものもあります。そうすると、金属なので漏電とかショートがしやすくなります」

富山市では今月15日にカラスの巣が原因で停電が発生し、約1400戸に影響が出ました。

停電した住民
「家の電気もテレビとかも全部消えて」

信号機の明かりが消え、警察官が対応に追われる事態になりました。

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カラスは毎年、この時期に繁殖を控えさかんに巣作りをしています。過去にも、電柱の上に金属製のハンガーで作られた巣の撤去作業が行われてきました。

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カラスは毎年、同じ場所に巣を作る傾向があるということです。

今回、撤去作業を公開した北陸電力送配電は、カラスが嫌う素材を電柱に取り付けるなどの対策も続けるとしています。