間欠泉ではない…神社に“巨大水柱”なぜ噴き出した? 北海道長万部町
北海道長万部町にある神社の敷地内で、突如“巨大な水柱”が出現し、3日目となる10日も水を噴き出し続けています。どうして、大量の水が噴き出したのでしょうか。専門家に聞きました。
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10日午後、北海道長万部町の役場では――
役場職員
「きのうより、ちょっと高いですかね」
「きのうより幅はある」
現場から約1キロ離れた役場からも、水柱の姿が見えます。
8日午後、神社の敷地内で突如噴き出した水柱は、10日も周りの木々よりも高く噴き出していました。水柱の近くには、その姿を一目見ようという多くの人の姿がありました。
訪れた人
「(北海道)室蘭から来ました。これを見るためだけに来ました。初めて見たので、すごいなと。迫力もあるし」
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どうして水は噴き出したのでしょうか。専門家に聞きました。
北海道大学・環境地質学研究室 佐藤努教授
「今まで噴いていないところに、突然出るというのは珍しい」
佐藤教授は、今回の長万部町の水柱は、マグマの活動によって噴き出す「間欠泉」とは違うものと推測しています。
北海道大学・環境地質学研究室 佐藤努教授
「今回の場合は間欠泉ではない。恐らくマグマの活動ではなく、今まで水の道がなかったところに、つながったのではないか」
町では噴き出す水の勢いが落ち着くまでは、穴を埋めるなどの対応ができないとしています。