対局中に長時間マスク外し…佐藤天彦九段が反則負け 日本将棋連盟で初のケース
将棋の対局中にマスクを外していたとして、トップ棋士が反則負けとなりました。
28日の名人への挑戦権をかけたリーグ戦、順位戦A級の対局で、佐藤天彦九段が対局中に長時間マスクを外したとして反則負けとなりました。
日本将棋連盟はコロナ禍の臨時対局規定として、今年2月から、一時的な場合ややむを得ない場合を除いて対局中のマスク着用を義務づけ、違反した場合は反則負けとしていました。
佐藤九段は将棋界で最も伝統のある称号「名人」を3期連続で獲得したこともあるトップ棋士で、28日の夜遅くまでおよんだ対局でも佐藤九段の優勢な局面となっていましたが、マスクについて指摘があり、日付が変わった29日午前0時6分に負けとなりました。
日本将棋連盟では、マスクの規定が適用され反則負けとなったのは初めてのケースとなります。