「ゲートが外れたとき、やっと自由というか…」福島・葛尾村で避難指示解除 帰還困難区域で初
福島第一原発の事故で設定された「帰還困難区域」のうち、福島県葛尾村の一部地域で避難指示が解除されました。
避難指示が解除されたのは、葛尾村の「帰還困難区域」のうち、国が先行して除染などを進めた野行地区の「復興拠点」区域です。12日午前8時に境界に設けられていたバリケードが撤去され、自由に立ち入れるようになりました。
原発事故によって設定された「帰還困難区域」のうち、避難指示が一部解除されるのは今回が初めてです。
準備宿泊する半澤富二雄さん「ゲートが外れたとき、やっと自由というか、解除になったことで、いろいろなことができる」
今回、解除された地域に住民登録をしているのは30世帯82人ですが、半年ほど前に始まった「準備宿泊」への登録は2世帯4人にとどまっています。村は、この秋にあらためて住民に帰還の意向を確認するということです。