政府、福島・葛尾村の避難指示解除を決定 帰還困難区域で初めて“住民帰還”可能に
政府は、東京電力福島第一原発の事故で避難指示が出ている帰還困難区域のうち、福島県葛尾村の一部について、今月12日に避難指示を解除することを決定しました。
岸田首相「葛尾村の拠点区域の避難指示解除を決定いたしました。帰還困難区域において、初めて住民の帰還を可能とする決定です」
原発事故後、帰還困難区域とされたエリアに住民が帰還できるのは初めてとなります。
岸田首相は「避難指示解除は福島の本格的な復興再生を実現するための重要な課題だ」と強調しました。その上で、大熊町や双葉町などでも避難指示解除に向けた手続きを進め、復興をさらに加速させる考えを示しました。
岸田首相は5日に葛尾村を訪問し、今回の決定を住民に伝えることにしています。