6月の気温 北・東日本で「かなり高く」北日本は統計開始以降1位を記録
気象庁は6月の天候まとめを発表し、暖かい空気に覆われやすかった影響で気温が高い日が多く、北日本の気温は統計開始以降、1位の高温となったことが分かりました。
気象庁によりますと、6月上旬は日本付近に暖かい空気が流れ込みやすく、さらに中旬後半からは暖かい空気に覆われやすかったため、月の平均気温は北日本と東日本で「かなり高く」、西日本で「高く」なりました。
特に、北日本では平年に比べて2.2度高く、1946年の統計開始以降6月として1位の高温となったということです。
地点別では、北海道・根室で平年に比べて3.4度、青森・むつで2.5度、それぞれ高くなるなど全国に153ある観測点のうち23地点で、6月の平均気温の1位を更新しました。
気象庁は、高温となった要因について地球温暖化が背景にあるとしていますが、これから本格的な夏を迎えるため、熱中症に十分注意して最新の気象情報を確認してほしいと呼びかけています。
一方、降水量は、台風2号の影響で6月2日から3日にかけて記録的な大雨となったところがあったため、東日本の日本海側と東日本の太平洋側で「かなり多く」、西日本の太平洋側で「多く」なったということです。