警察庁は、全国の刑事部門の幹部を集めた会議を開き、匿名・流動型犯罪グループによるとみられる犯罪の戦略的な取り締まりを呼びかけました。

警察庁・露木康浩長官
「SNS型投資・ロマンス詐欺や組織的窃盗・盗品流通事犯といった匿名・流動型犯罪グループによるとみられる犯行が多発しており、その対策の抜本的強化が急務となっております」

警察庁は、都道府県警の捜査一課長ら刑事事件の捜査に携わる幹部およそ290人を集めた会議を行いました。

特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の1日あたりの被害額は、あわせておよそ5億円と過去最悪の被害状況だとしたうえで、金属窃盗などの組織的窃盗も含め、匿名・流動型犯罪グループが関与しているとみられる犯罪について、グループの実態把握と戦略的な取り締まりの強化を指示しています。