強い勢力の台風7号は15日、紀伊半島にかなり接近し、上陸するおそれがあります。各地で線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性もあります。

暴風警報が出ている三重県熊野市から、現在の様子を伝えてもらいます。

三重県熊野市の熊野灘を望む高台にきています。つい先ほどから雨脚が強くなってきて、風に流されて、横殴りの雨が体に打ち付けている状況です。海の方を見てみますと、うねりを伴った高い波が海岸線に押し寄せて、白波が立っています。

3時間ほど前から取材しているのですが、その時に比べても、だんだんと波が高くなってきたように感じます。そして風も強く吹いていて、今後さらに、雨と風が強くなる可能性があります。

三重県南部には、15日明け方にかけて上陸するおそれがありますが、早めの準備が進められています。

場所をお借りしている喫茶店でも、窓ガラスに木や板を貼り付けて、物が飛んできても割れないように対策をされています。すでに13日のうちに、作業は完了されていたということです。

今後さらに、雨と風が強くなるおそれがあり、十分な警戒が必要です。