秋晴れとなった県内は10日、三国や春江では36度を超えるなど、季節外れの暑さとなりました。この先の1週間も連日、30度超える厳しい暑さが続く見込みです。

9月に入っても厳しい残暑が続く県内。10日は6つの観測地点で猛暑日を観測しました。この厳しい残暑を受けて、福井市内のこども園に用意されたのは日よけのテント。園児たちはこまめに水分を補給しながら、自分たちで収穫したイネの脱穀ともみすりに挑戦し、昔ながらの器具を使って農業の大変さを学んでいました。

■園児
「ジョリジョリするのが楽しかった」
■園児
「めっちゃ早かった。(稲を)引っ張るのが」
「暑くなかった。だって、3回お茶を飲んだから」

一方、若狭町では、特産の福井梅の天日干し作業が、猛暑の影響で例年より1か月遅れで始まりました。

■梅農家
「8月の気温が高すぎた。乾きすぎるといけないので、9月に入ってからやることにした」

10日は塩漬けしてあった梅を水洗いしてセイロに並べ、合わせて700キロを天日干ししました。

■梅農家
「ちょっと暑すぎる。梅にとっても人間にとってもあんまり良くない感じ。9月に入ってもまだ暑さが続いているので、梅干しで塩分補給していただければ」

なお、県内は11日も季節外れの暑さが続き、最高気温は福井で36度、敦賀で35度まで上がる見込みです。