授業中に突然「火事です 校庭に避難して」小学校で抜き打ちの訓練 万一の際の命守る行動学ぶ
各地で災害が相次ぐ中、突然の事態に備えて福井市内の小学校で7日、抜き打ちの避難訓練が行われ、児童たちは学年を越えて互いに協力するなど命を守る行動を学びました。
「給食室から出火です 校庭に避難しましょう。」
社北小学校では、震度6の地震が発生したとの想定で避難訓練がありました。
ちょうど1年生から6年生まで縦割りで遊ぶ活動の最中で、訓練をすることは事前に知らせませんでしたが、約470人の児童たちは、学年の枠を超えて協力して避難行動をとり、万一の際の手順を改めて確認していました。
1年生
「怖かった。友達と協力して逃げることができた。」
6年生
「自分の命を守りつつ、低学年の命も守らないといけない。大変だった。」
これまでの訓練は主に授業中に地震が起きる想定をして行ってきましたが、今回は担任の教師が近くいない状況で、6年生が主体的に低学年児童の手をとって誘導する様子が見られました。
6年生
「能登半島地震とか台湾東部沖地震とかが相次いでいる中でいつ起こるか分からない状況。今後も気を張って訓練にのぞみたい。」
避難訓練の後には、避難所の設営やバケツリレーの仕方も学び、児童たちは防災への意識を高めていました。
学校では今後もさまざまな形で訓練を重ね、万一の時に命を守る行動を学んでほしいとしています。