県内の特殊詐欺の被害額 過去最大1億7000万円に 「受け子」対策で警察がパトロールを強化
福井県内の特殊詐欺による被害額が過去5年間で最大となっていて、県警はいわゆる「受け子」対策として、各地でパトロールを強化し、被害の未然防止を図ります。
県警によりますと、今年県内で確認された特殊詐欺による被害は26件、被害額はあわせておよそ1億7千万円に上り、去年から1億円以上増え過去5年間で最も多くなっています。
危機的な状況を受けて、県警は4日からパトカーによる巡回などを強化し、犯罪の未然防止を図ります。
なかでも福井駅では、被害者から現金などを受け取る、いわゆる「受け子」対策として、新幹線の改札口に警察官が立つなどして「見せる」警戒に当たります。
■福井県警 生活安全企画課 蓮覚寺仁次席
「師走で金の動きが大きくなるので、県警では危機感をもって警戒をしていきたい」
県警では、少しでも不審に感じるメールや電話を受けた場合は、迷わず警察に相談するよう呼びかけています。