尖閣周辺に中国船 「76ミリ砲」搭載か 約2時間とどまり退去
沖縄・尖閣諸島周辺の領海に76ミリ砲を搭載したとみられる中国海警局の船が初めて侵入しました。
海上保安庁によりますと、25日午前10時すぎ、尖閣諸島・大正島の南で中国海警局に所属する船2隻が日本の領海に侵入したということです。
領海侵入したうちの1隻は76ミリ砲が搭載されているとみられる「海警2204」で、この付近を航行する中国海警局の船の砲としては過去最大だといいます。
この船は今月15日に尖閣諸島周辺の接続水域を航行していることが初めて確認されていましたが、領海に侵入したのは25日が初めてです。
「海警2204」は2時間ほど領海にとどまり、正午ごろに退去したものの、現在は接続水域内を航行しているため日本の領海に侵入しないよう海上保安庁は、警告を行うとともに監視と警戒にあたっています。
また、この船とは別に日本の漁船が航行している尖閣諸島・南小島の南でも中国海警局の船2隻が領海に侵入しています。