日本の領海に中国海警局の船2隻が侵入 尖閣諸島周辺
沖縄県尖閣諸島周辺の領海に、中国海警局の船2隻が侵入しました。日本の領海への侵入は今年に入って25件目です。
海上保安庁によりますと、25日午前2時30分ごろ、尖閣諸島・南小島の南で、中国海警局の船2隻が日本の領海に侵入したということです。付近には、日本の漁船1隻が航行していて、現在、海上保安庁の巡視船が、領海から出るように要求を行うとともに、日本の漁船に近づかせないよう安全を確保しているということです。
中国海警局の船による領海侵入は今月13日以来で、今年に入って25件目です。
また、今回、領海侵入した船は今月16日に初めて尖閣諸島周辺の接続水域で航行しているのが確認された76ミリ砲を搭載しているとみられる「海警2204」ではありませんが、「海警2204」は現在も接続水域内を航行しているため、海上保安庁は、この船に対しても日本の領海に侵入しないよう監視と警戒にあたっています。