2024年の県内企業の倒産件数、前年の5割増 負債額は3年連続増加 コロナ禍支援のゼロゼロ融資の返済本格化で債務超過が背景
去年1年間の県内企業の倒産はあわせて48件で、前の年と比べて5割増え、負債額は3年連続で増加しています。
民間の信用調査会社帝国データバンクによりますと、負債総額が1000万円を超える県内企業の倒産は、去年1年間であわせて48件で、前の年と比べて17件増えました。
負債額は全体で57億8800万円と、前の年からわずかに増え、3年連続の増加です。
業種別では製造業が最も多い12件、次いで小売業が10件、建設業とサービス業が8件となっています。
倒産の主な要因は販売不振が最も多く、コロナ禍に経営難の企業を支えてきた、いわゆるゼロゼロ融資の返済が本格化する中で、債務超過により行き詰まったとみています。
帝国データバンクは今後の見通しについて、新幹線県内開業による建設の特需も終わり、小規模企業の倒産が懸念されるとしてます。
最終更新日:2025年1月12日 19:17