スマートな生活環境とは? 湿度調節でウイルスの繁殖軽減効果も 建築資材メーカーがセミナー開催
セミナーの様子=29日午後3時、福井市の福井商工会議所
住宅内の湿度と健康などをテーマにしたセミナーが29日、福井市内で開かれ、医師や建築家の話をもとに、暮らしやすく環境にも優しい住宅について理解を深めました。
セミナーは、これからの時代のスマートな生活環境について考えてもらおうと、建築資材メーカーのアロック・サンワ(本社:福井市)が開いたもので、40人ほどが参加しました。
住宅内の湿度と健康をテーマに講演した奥村悦久医師は、湿度を40%から60%に保つことができれば、ウイルスなどの繁殖を抑える効果が期待できると紹介していました。
また建築家の山雄和真さんは、住宅デザインの実例をもとに、建築資材などを見直すことで、地球環境の保護にもつなげることができると強調しました。
ところで、県は2050年の温室効果ガス排出“実質ゼロ”を目指して、家庭や企業の省エネ対策を推進しています。