無料耐震診断の受け付け開始 福井市で問い合わせ殺到 能登半島地震から3か月 旧耐震基準の木造住宅など対象
能登半島地震から3か月。福井市では1日から住宅の無料耐震診断の受け付けが始まり、市民からの問い合わせも殺到しています。
築50年以上の住宅に住む女性は、能登半島地震で耐震性を心配するようになりました。
■耐震診断を依頼した女性
「お正月の(能登半島地震の)時にすごい揺れた。すごく怖かったです。(改修工事で)暗くなるし、どうしようかなとは思ってはいたんですけど。そんなこと言ってられませんからね。いつ地震がくるから分からないし」
市によりますと、例年は数件だった耐震診断に関する相談が、今年はすでに160件寄せられているということです。耐震診断の対象となるのは、1981年5月以前の旧耐震基準で建てられた木造住宅などで、市内におよそ1万5000棟あるということです。
なお、無料診断の受け付けは最大60件となっていて、市は今後の申し込み状況に応じて、予算を増やすことも検討しています。