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木材生産と環境保全を両立 森林を小規模に開発する「自伐型林業」に担い手続々と 福井市美山地区

2024年4月12日 15:57
木材生産と環境保全を両立 森林を小規模に開発する「自伐型林業」に担い手続々と 福井市美山地区
木材生産と環境保全を両立 次の担い手を育てる(12日福井市)

木材の生産と環境保全を両立し、森林を小規模に開発する「自伐型林業」が福井市東部の美山地区で進んでいて、次の担い手たちが知識を深めています。

「お見事。狙い通り。」

福井市美山地区では12日、「自伐型林業大学校」の生徒たちが、チェーンソーなどを使って安全に木を切り倒す方法を学びました。

「自伐型林業」は、一度に伐採する木を最低限にとどめながら、林道の整備もすることで、次世代に豊かで安全な山を残す狙いがあります。

去年4月に開校した大学校では、全国から生徒を募って、「自伐型林業」の担い手作りに向けた教育が行われています。

福井市の生徒
「うちの町内の山が荒れ果ててしまっていて、まず道作りをして、皆さんに入ってもらえる山にしたい」

自伐型林業大学校宮田香司 校長
「意欲的に山に入ってくれる人を増やしたい。高齢化でだめだと言っても何も生まれない。日本の山をこうしようよという仲間が広がっているのが一番うれしい。」

生徒たちはおよそ半年をかけて林道作りから経営スキルまで幅広い知識を身に付けます。

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