新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金2900万円あまりを不正に受給したとして、越前市内の塗装業者が支給取り消しの処分を受けました。この業者は全額を返還したということです。（12月11日）


　国の助成金を不正に受給していたのは越前市の塗装工事業CSミタムラです。福井労働局によりますと、同社は令和3年から先月（11月）にかけて営業を続けていたにもかかわらず、「休業した」とする虚偽の書類を申請し、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金2933万7360円を不正に受給したものです。

　労働局は先月22日に同社への支給を取り消し、すでに全額が返還されたということです。

　助成金はコロナ禍で従業員の休業手当の一部などを国が補てんするもので不正受給の事業者の公表は今年4社目となります。