学校健診“実施せず”も“実施した”と虚偽報告 養護教諭、忙しさで検査依頼せず 前年の児童のデータ流用 敦賀市内の小学校
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敦賀市内の小学校で、実施が義務付けられている健康診断について、一部の検査を行っていないにも関わらず、実施したものとして前の年の数値を県に報告していたことが分かりました。
敦賀市教育委員会によりますと、市内の小学校1校で昨年度、実施が義務付けられている健康診断のうち、内科検診と歯科検診が行われていなかったということです。
今月に入って学校医から指摘があり問題が発覚したもので、県へ報告する際には同じ児童の前の年のデータを流用していたということです。
養護教諭が学校行事などの忙しさを理由にそれぞれ依頼するのを忘れていたにも関わらず、実施したことにして嘘のデータを報告していたもので、誰も問題に気づかなかったということです。
市の教育委員会は「虚偽の報告をしたことは決して許されないことで、誠に遺憾である」とし、臨時校長会を開催して再発防止に努めるとしています。