最大1万円が500円に!越前市で定額タクシーが人気 新幹線開業で二次交通が課題に
北陸新幹線開業で二次交通の整備が課題となる中、越前市では500円の定額タクシーが人気を集めていて、乗り降りできる場所が3年半で4倍の121か所にまで増えています。(2月21日)
越前市ではコロナ禍の2020年7月からタクシー事業者を支援しようと市内の観光地や飲食店それに宿泊施設など、あらかじめ決められたスポットを一律500円で移動できる定額タクシー「迎車でGO!」を運行しています。
例えば新幹線の越前たけふ駅から「ナイフビレッジ」までは2650円ほどの運賃がかかるところを500円で移動することが出来ます。
さらに市野々町の農家民宿「山ふところ工房」から中山町の観光農園「どんぐり山」まで移動した場合は、最大で1万円相当の運賃がわずか500円に。
チケットは越前たけふ観光案内所など市内27か所で販売していて、対象の5つのタクシー会社に迎車の連絡をすることで利用できます。
ヤマトタクシー相馬康伸代表
「観光の方のリピーターもいる。外国人の方も結構使われている。タクシー会社としてもぜひ続けていきたい。」
北陸新幹線の開業後には在来線の武生駅と新幹線の越前たけふ駅をつなぐシャトルバスも片道500円で運行を始める予定で、越前市は引き続き二次交通の課題解決につなげていく考えです。