特急に「今までありがとう!」 今庄駅で地元住民が別れ惜しむ 嶺北でのラストラン迫る
特急サンダーバードとしらさぎが新幹線開業とともに金沢・敦賀間での運行を終了するのを前に、南越前町のJR今庄駅近くで町民らによる「さよならイベント」が開かれ、集まった150人が別れを惜しみました。(3月14日)
同駅では特急の姿を見られなくなることから、地元住民たちは車両のカラーを模した手旗や地元の中学生が作成した看板を掲げ「今までありがとう」「お疲れ様」など声をかけながら、通過する列車を笑顔で見送りました。
■町民
「東京に行くにもなんでも(特急を)利用していた。走らないのはちょっとさみしい」
「大学時代(学校が)大阪だったので思い出。毎日通勤の時に見たのでちょっとさみしい」
今庄駅では2011年1月、大雪の影響で特急2本が緊急停車し多くの乗客が丸1日以上にわたって車内で足止めになり、地元の住民がおにぎりを振る舞うなどして運行を支えました。
15日がラストラン。町民たちの心にはさまざまな特急の思い出があたたかく残り続けます。