介護が必要な被災者が福井に 民間主体で“2次避難”サポート 勝山市の特養で受け入れ
能登半島地震を受けて、介護を必要とする被災者の女性が民間主体のサポートで勝山市内の施設に「2次避難」しました。(1月23日)
勝山市の特別養護老人ホーム「さくら荘」では19日、今も断水が続く輪島市内の福祉避難所からの2次避難で58歳の女性を受け入れました。
女性は足が不自由で福祉避難所に身を寄せていましたが、衛生環境の悪化で感染症がまん延するリスクもあったことから、避難所を運営する法人とつながりのある勝山市内の施設に2次避難することになりました。女性は21日、施設スタッフの介助のもと、地震後初めての風呂に入れたということです。
ところで、石川県では支援が必要な人を対象にした1.5次避難所からの2次避難を進めていますが、調整に時間がかかっていて、福井県によりますと、22日までに県が窓口となって県内へ2次避難したケースはないということです。
なお、支援が必要な人の県内への2次避難を巡っては、90の介護施設などから合わせて344人の受け入れが可能との回答が得られているということです。