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坂井市に避難したウミガメが能登の水族館に帰郷 元気な姿で観光客を楽しませて

2024年7月10日 16:54
坂井市に避難したウミガメが能登の水族館に帰郷 元気な姿で観光客を楽しませて
元気な姿で能登に帰る(10日坂井市)

能登半島地震で被災した「のとじま水族館」が20日に営業を再開するのを前に、坂井市の越前松島水族館に避難していたウミガメたちが10日住み慣れた家に戻りました。

水槽で元気に泳ぐのは石川県七尾市ののとじま水族館から避難してきたウミガメ8匹です。

元日の能登半島地震で、のとじま水族館は施設内のポンプや配管が破損し、ジンベエザメや魚が5000匹あまり死ぬという大きな被害が出ました。

こうした中、ウミガメは震災の2週間後から坂井市の越前松島水族館で受け入れ、ストレスに配慮するため、一般の観光客が見られない隔離した区画で飼育を続けてきました。

のとじま水族館が今月20日から一部で営業再開するのを前に、ウミガメたちはトラックに載せられて住み慣れた家に戻りました。

越前松島水族館 飼育員長田智泰さん
「大事に飼われてきた生き物だったので、こちらも様子を見ながら手探りでやっていったが、健康な状態でウミガメたちをお返しできるので安心している。」

のとじま水族館 飼育員北川恭大さん
「僕が飼育している所に入ったら、ウミガメが寄って来てくれてかわいいなと思った。元気に届けたい。」

このほか同じのとじま水族館から避難しているゴマフアザラシは早ければ7月中に、カマイルカは秋以降に順次移送できるよう調整が進められています。

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