大阪高裁 美浜3号機の運転差し止め認めず 一審に続き住民側の求め退ける
住民らが、関西電力美浜原発3号機の運転の差し止める仮処分を申し立てたことについて、大阪高裁は16日、住民側の求めを退けました。(3月15日)
関西電力の美浜原発3号機は、原子力規制委員会の審査に合格し、3年前に全国で初めて原則40年の運転期間を超えて再稼働しました。
県内などの住民は、施設の老朽化などを理由に、運転の差し止めを求める仮処分を大阪地裁に申し立てましたが、大阪地裁はこれを認めませんでした。
住民側は大阪高裁に抗告していましたが、大阪高裁は地裁の決定を支持し、住民側の抗告を退けました。
決定を受けて関西電力は「引き続き安全性・信頼性の向上に努め、地域や社会の皆さまの理解をたまわりながら、美浜発電所3号機の運転・保全に万全を期していく」とコメントしています。