坂井市の40代の女性が、マッチングアプリで出会った男性に、通販サイトの店を経営する話を持ち掛けられ、280万円をだまし取られました。警察ではいわゆるロマンス詐欺とみて捜査しています。

警察の調べによりますと、12月上旬から月末にかけ、女性が、マッチングアプリで出会った自称40代の男性と「一緒に暮らしたい、好き」「一緒に暮らすのはお金が必要になるね」などとSNSでメッセージのやりとりをしました。

この中で、一緒に暮らすための資金として、通販サイトの店の経営を持ち掛けられました。

その後、女性は、商品を仕入れる運営資金などの名目で、男性の指定する口座に複数回にわたって送金し、あわせて280万円をだまし取られました。

店の売上金を引き出そうとしたとき、男性から「保証金が必要」と言われ、女性は詐欺にあったことに気付きました。

女性は、この男性と一度も顔を合わせることはなかったということです。

警察では、SNSなどで知り合った相手に恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取るSNS型ロマンス詐欺とみて捜査を進めていて、顔の知らない人には絶対に送金しないよう呼びかけています。