敦賀に新たな地酒「月きよし」誕生 地元産の酒米で仕込み 新幹線開業に向け地元有志が製造
新幹線敦賀開業を見据え敦賀市内の有志が敦賀産の酒米・五百万石で仕込んだ地酒「月きよし」を完成させました。5日は小浜の蔵元で、米や麹などを仕込んで15日かけて発酵させたもろみから酒を搾り出していました。(2月5日)
酒造りは新幹線開業に向け、途絶えてしまった敦賀の地酒を復活させようと、まちづくり会社や酒販店、飲食店などの有志が去年5月から取り組んできたものです。酒米の田植えから収穫酒の仕込みまで半年あまりと、最速で準備を進めてきました。
魚などの食材に合うよう、後味さわやかな淡麗辛口に仕上げています。
■メンバーは
「(タンクで)ぷくぷく発酵している姿を見て本当に感動しました。フレッシュ、フルーティ。このお酒が今後落ち着いてどんな風に変化していくのかすごく楽しみ。きっと、というか絶対おいしいお酒になります」
■敦賀市タウンマネージャー 阿部俊二(発起人)
「皆さんに飲んでいただくのが本当に楽しみ。この酒を通してこれから新しい文化が生まれるといいなと実感しました」
敦賀の新たな地酒は、開業に合わせて敦賀駅前や気比神宮前で開かれるイベントで鏡開きをして、観光客に振る舞います。