県内でインフルエンザの感染拡大続く専門医が動画で正しい手指の洗い方を紹介
県内はインフルエンザの感染拡大が続いていて、小中学校と高校あわせて5校で学年閉鎖や学級閉鎖となっています。県では受験シーズンに向けて感染対策を徹底するよう呼びかけています。
県によりますと、1月6日から12日までの1週間に、県内で新たにインフルエンザに感染した人の数は、1医療機関あたり37・13人と、前の週に比べておよそ10人増えました。
年代別では、特に1歳から3歳と、中学生で感染が広がっていて、その親の世代の感染も多くなっています。
こうした中、福井市と越前町の小中学校や、大野市などの県立高校あわせて5校で学級閉鎖や学年閉鎖となっています。
全国で感染が広がっていることから、県では2月いっぱいまでは注意が必要だとしていて、手洗いやうがい、換気などの感染予防を徹底し、体調がよくないは早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
「感染対策には手洗いが重要」だとして、感染症の専門医が動画を作って正しい手洗いの仕方を伝えています。
■福井大学医学部 感染症学講座 酒巻一平教授
「手順を踏んで、きちんと全ての部分を洗うのが重要」
まず手のひらを洗ったら、手のひらに爪を立ててこすり、指先や爪の間までしっかり洗います。
また両手を重ねて、洗いにくい指の間も洗います。
親指はバイクのエンジンをかけるように、付け根からねじります。
最後に手首も忘れずに洗いましょう。
週末には大学入学共通テストもあり、受験シーズンが本格化します。
受験生を応援する意味でも、今一度、一人ひとりが基本的な感染対策をして感染拡大を抑えましょう。