美浜町の水晶浜海水浴場で20代の男性2人が、突如現れたイルカに手などをかまれました。今年、県内ではイルカの被害が相次いでいて、これでけがをした人は12人になりました。

お盆休みの海水浴場に突如現れた野生のイルカ。多くの人であふれた浜辺は一時パニック状態となりました。

敦賀海上保安部によりますと、12日午後1時半ごろ、美浜町の水晶浜海水浴場で、愛知県と岐阜県から来ていた20代の男性合わせて2人が泳いでいたところ、それぞれイルカに右腕や右手などをかまれ、1人は人差し指を7針縫うけがをしました。

2人はイルカを見て逃げようとしましたが、追いつかれてかまれたということです。

■目撃した海水浴客
「みんな結構すぐ(岸に)上がっていた。でも、何人か(海に)残ったままで、そこにイルカが寄っていった感じ」

県内では今シーズン、イルカによる被害はこれで12人となり、去年の2倍以上に上っています。